フライフィッシング データバンク(FFDB)

フライフィッシング データバンク

フライフィッシングとは

フライフィッシング

フライフィッシングとは、「フライ」と呼ばれる毛ばりの一種を使った魚釣りの手法。欧州発祥でエレガントなスタイルであることが釣り人を魅了し、今では世界中で楽しまれているポピュラーな釣りだ。

リールに収納された長いラインを用いることで比較的遠くの魚を釣ることができる。

その太いラインとリーダーと呼ばれる釣り糸はテーパー状(先細りの形状)になっており、あたかもムチをしならせるような動作によるキャスティングで、先端に結ばれた非常に軽量なフライ(毛ばり)を遠くに飛ばすことができる。
このキャスティングのスタイルが、他の釣りには見ることができないフライフィッシングの大きな特徴だ。

主な対象魚はトラウト(イワナ・ヤマメ等)

フライフィッシングで釣ったイワナ

フライフィッシングで釣ることのできる魚種はとても多いが、世界的に人気の高い対象魚はトラウトだ。
トラウトとはサケ科の魚の総称。トラウトは世界中に様々な種が存在するが、日本の在来種ではイワナ・ヤマメ・アマゴが対象魚として人気。北米原産のニジマスや欧州原産のブラウントラウトなども、日本にも放流された個体が棲息していて、フライフィッシングの対象として人気が高い。

釣り場は渓流・本流・湖が中心

湖でのフライフィッシング

フライフィッシングの釣り場は、対象魚やスタイルによって、渓流であったり、河川の本流であったり、湖であったりする。海でも楽しめる。
釣り場ごとに固有の釣りの規則が存在するので、その規則に従う必要がある。

人気が高いのは、イワナやヤマメが棲息する渓流、大型トラウトが狙える湖と本流だ。

フライパターン・フライタイイング

フライパターン・フライタイイング

フライフィッシングではエサを使わない。替わりに、魚の捕食対象物を模したフライと呼ばれる毛ばりを使用する。
カゲロウ(メイフライ)等の水生昆虫を模したもの、アリ等の陸生昆虫を模したもの、小魚を模したものなど、フライには様々パターンがある。

完成品のフライを購入することもできるが、フライを自作することもフライフィッシングの楽しみのひとつだ。フライを製作することをフライタイイングという。

フライフィッシングの道具

フライフィッシングの道具

フライフィッシングにおいて必須の道具は、リール。フライライン。そしてフライ。

リールはフライラインを収納する道具。一般的な釣りで使うリールとは構造が異なる。

フライラインは一般的な釣り糸と比べてずいぶんと太く、形状はテーパー状(先細り)につくられている。

フライラインの先には、釣り方によって機能の異なる釣り糸が結ばれる。渓流などの比較的近距離を狙う釣り方では、リーダーと呼ばれるフライフィッシング専用のテーパー状の釣り糸が結ばれる。